診療報酬改定でクリニックが見落としがちな算定漏れチェックリスト【現役事務長が解説】

査定事例 ~細菌培養同定検査の算定回数~

「改定のたびに何を確認すればいいか分からない」「レセプト返戻が来て初めて算定ミスに気づいた」——そんな声を、ちょこっと事務長にはよく相談いただきます。

診療報酬改定は、クリニックにとって収益に直結する重大なイベントです。しかし、日々の診療に追われる院長が改定内容を隅々まで把握するのは現実的ではありません。

この記事では、現役事務長の視点から「算定漏れが起きやすいポイント」に絞ったチェックリストをお伝えします。改定直後だけでなく、定期的に見直す習慣として活用してください。


なぜ算定漏れが起きるのか

算定漏れの主な原因は3つです。

  1. 改定内容の把握不足:点数改定・要件変更・新設加算を見落とす
  2. 電子カルテの設定未更新:改定後も旧点数・旧コードで算定し続ける
  3. スタッフへの周知不足:算定要件(問診・説明・同意書など)をスタッフが知らない

特に「スタッフへの周知不足」は見落とされがちです。加算を取るためには医師だけでなく、受付・看護師の対応が必要なケースが多くあります。


算定漏れチェックリスト

以下の項目を定期的に確認してください。「✓」がつかない項目は算定漏れのリスクがあります。

【基本診療料】

  • 初診料・再診料の点数が最新改定に更新されているか
  • 機能強化加算の算定要件(かかりつけ医機能の掲示等)を満たしているか
  • 時間外・休日加算の算定が適切に行われているか

【医学管理料】

  • 特定疾患療養管理料:対象疾患・算定頻度・カルテ記載は問題ないか
  • 生活習慣病管理料:療養計画書の作成・患者への説明・同意は取れているか
  • 慢性疾患の管理加算(高血圧・糖尿病・脂質異常症等)の算定漏れはないか
  • 在宅医療管理料:訪問診療を行っている場合、加算の取りこぼしがないか

【処置・検査】

  • 検査の判断料・管理料が適切に算定されているか
  • 処置の加算(乳幼児加算・時間外加算等)を見落としていないか
  • 外来感染対策向上加算の算定要件(掲示・訓練等)を満たしているか

【情報通信機器を用いた診療(オンライン診療)】

  • ☐ オンライン診療を実施している場合、情報通信機器を用いた初診料・再診料で算定しているか
  • ☐ 対面診療との併用ルールを守っているか

【加算の届出・掲示】

  • ☐ 算定している加算の届出が地方厚生局に済んでいる
  • ☐ 院内掲示が必要な加算について掲示物を更新しているか
  • ☐ 患者への説明・同意書が必要な加算で書類が揃っているか

算定漏れを防ぐ3つの習慣

① 改定ごとに「自院への影響リスト」を作る

改定内容をすべて把握する必要はありません。自院の診療科・患者層に関係する項目だけを抽出して一覧にする習慣をつけましょう。ちょこっと事務長では、改定のたびにこの整理をLINEWorksでお伝えしています。

② 電子カルテのマスタ更新を改定直後に確認する

電子カルテのベンダーから点数改定の通知が来るはずですが、すべての設定が自動で更新されるわけではありません。主要な診療行為の点数を手動で確認することを習慣にしてください。

③ スタッフへの周知を「仕組み」にする

加算の算定要件をスタッフが理解していないと、せっかく届出をしても取れません。改定後は必ず院内ミーティングで変更点を共有し、対応フローをマニュアル化しておくことをお勧めします。


「うちは大丈夫か?」が気になったら

このチェックリストを見て「正直よく分からない項目がある」と感じた場合は、一度ちょこっと事務長にご相談ください。

自院の診療内容をお伝えいただければ、算定漏れのリスクがある項目を具体的にお伝えすることができます。月3万円のサービスで、毎月の算定漏れが1件でも減れば十分に元が取れます。

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